PEARL HARBOR / JAPONICA 10周年・第二版について。其ノ弐


Mary Joy 公式頁。
手前らで言うことではないのだが、今回の再発盤はかなり気合入れた。昨日、最終的なマスタリングを終えて、今回の再生化計画が、過去から繋がり、将来を見据える上で、かなり有意義なプロジェクトであることを確信した。楽曲に関しては、前回のエントリーや公式頁の説明文にもあるとおり、再編成が行われている。
具体的に言うと三つの新たな編曲、
PEARL HARBOR (10th Anniversary Redux)
PEARL HARBOR (JP Remix)
JAPONICA AUREUS
の、ボーカル・インスト・アカペラの9ミックス。
それに、リマスタリングが施され新たに再生されたオリジナルのアーカイブス群
PEARL HARBOR (ex. PEARL HARBOR English Tojo Mix)
PEARL HARBOR (JP) (ex. PEARL HARBOR Japanese Snake Eyes Mix)
JAPONICA REJUVE:NATION
の、ボーカル、インストの6ミックス。
これらを合わせた計15ミックスで10周年・第二版は構成される。初版に収録されていた"JAPONICA TRIMESTER"と、"SINCE BY MAN CAME DEATH"というインスト楽曲群は、第二版には収録していない。これは初版のお楽しみということで理解していただきたい(割愛の理由に関しては、ライナーノーツに記載した)。

"PEARL HARBOR"のリミックスとして、新たに追加された"PEARL HARBOR (10th Anniversary Redux)"。「Redux」とは、「再発見する」という意味だが、これはSHING02 第三バースの追加を表している。1998年には概念、哲学であったPEARL HARBORが、現実と交差。時代は第二の真珠湾を経験して、曲も現代版に改訂された。プロデュースは、若い日本人プロデューサー、Junzoが貢献。1941、1998、2008と続く、SHING02のドキュメンタリー。聴者諸兄にはその目撃者となってほしい。
ラップは荒削りだが思い切りの良さと勢いがある22歳のSHING02。"PEARL HARBOR (JP Remix)"は、同じく若い日本人プロデューサー、Yakkleがプロデュースに貢献。同様に、"JAPONICA REJUVE:NATION"のリメイク版である"JAPONICA AUREUS"も、Yakkleが貢献した。「蘇生、再生」を意味する「REJUVE:NATION」に対して、「AUREUS(オーリアス)」とはラテン語で、「金色の」という意味である。「異国で発芽した種が風に乗って母国に帰り、そこで驚く光景に出会う」という物語は変わっていないが、ボーカルは新たに録音し直された。今回はブックレットに歌詞も掲載しているので(初見)照らし合わせて聞いて欲しい。
うわなんか真面目だなぁ。