モンテ・ゾンコラン

といえば2003年にシモーニが制した悪名高き峠です。昨日は、激坂を得意とするシモーニが、ディルーカとのタイム差を覆せるかもしれない最後のチャンスだった訳ですが…。ゾンコランはラスト1okmの平均勾配11.9%、最大勾配22%…。一言で言うなら「壁」ですね。登山家が、トイレが詰まったときに使う通称「すっぽん」を両手に持って、交互にぺたぺたやって、やっと登れるくらいの坂、を想像してみてください。それは嘘ですけどね。とにかくトップ・プロが普段のレースでは絶対に使わない、34-28とか特別なギアを用意するくらいの激坂なのです。140km走って、二つ山を越えた後に、そんなことをする人たちなのです。
シモーニは、ピエポリという面白い顔のすばらしい選手(アシストの鏡ですな)との二人三脚でワン・ツー・フィニッシュしたわけです(タンデムだったら面白い)。しかしマリアローザ奪還ならず、ディルーカ強いっす。