ノミ

能見さんではないです。昆虫のノミの話です。大昔、仕事がトロかったので、会社の床で寝てノミに噛まれてかゆい思いをしたことがありました。床で寝ていると噛まれるので、頭の良い人間はイスを並べてその上に寝るのですが、ぴょんぴょんと跳んでくるんですよね。それで怒ってバルサン焚いたら火災警報機が鳴ってしまい、大騒ぎしたことがあります。それで分かったことは、ノミというのは小さな体なのに物凄いジャンプ力を持っているということなのです。幾ら枕を高くしても駄目なのです。そして、驚異的な跳躍力の裏には、後胸部の胸と脚の外壁を堅固にする外骨部の一部にあるレリジンというゴムのような弾性タンパク質の働きがあることが分かりました。そのレリジンは、体が跳んだとき、蓄えられたエネルギーの97%を放出するため、物凄く跳躍できるのです。エネルギーをフル装填するまでにどれだけの時間が掛かるのか分かりませんが、この一瞬の加速力は想像しただけでも素晴らしいです。ノミってすごいなー。巨大ノミに乗って旅したい。