アメンボ

昨日は、一人居残り残業していました。頭の中では自転車に乗って、奥多摩辺りを颯爽と走っているはずなのに、一人五反田で PC の前にうんこ座りし、完全にいじけていました。このまま腐乱し続けていったら、きのこさらださんにつんつくつんとつつかれてしまいそうだなと思っているところへ、アリ君から電話があり夜飯に誘われたので、ケンパケンパケンケンパと駅に向かいました。アリ君は最近スケーとに熱中しているらしく、駅の階段を滑り降りてきて、駅長にラリアットされそうになっていました。ミハラ君は草魚を目黒川に逃がしていました。
三人揃ったところで、最適な茶屋を求めさまよっていたら、道端で大先生の自転車を発見しました。早速電話したら近くのスポット(アリ君が我々に情報をもたらしたホットな鳥屋)でしっぽり酒を飲んでおられました。我々は大先生の瞑想(酩酊)の邪魔はしてはならないと思いその場を立ち去りましたが、真向かいのガラス張りのカフェレストランに入り、窓際の席から大先生を観察することになりました。ただなかなか出てこないので先にスタヂオに帰ってしまいました。アリ君の、大先生が酔って自転車に乗られては危険だ、との後輩心で、サドルを抜いてコワキに抱え、三人共アメンボ走りで走り去りました。
スタヂオに戻って、アリ君と Ari1010 のプロファイルページ公開前の確認をしたり、EP 題字を手書きで書いてもらったり、クリエイティブっぽいことをしました。あとは何故か Eri Bill のジャけのレイアウトの相談を二人に乗ってもらっていました(本人達不在だが勝手に進めてしまう)。
暫くして大先生がダンシング(いわゆる立ちコギのこと)でスタヂオに戻ってきました。上機嫌で木刀を振り回しておられましたが、ミハラ君がシラハドリしたので誰も怪我しませんでした。禁句、酒飲もう、と誰かが言い出し、誰かが酒を買いにいってしまい、完全なる大宴会になってしまいました。私は締切やもろもろのプレッシャーによる焦りがあり、貧乏揺すりしながら驚異的な集中力で仕事を続けました。自転車レースで培った集中力と忍耐力がある程度仕事に活かされているような気がします。朝六時半に家に帰ってきてそのまま多摩川へ消えたのでした。