さて

ホームページをリニューアルさせるのと、Meiso「夜の盗賊」の入稿関係が一段落しました。
浅い眠りの日々がずーっと続いていたので、やっと枕を高くして寝れる!と思ったら首を寝違えてしまいました。
というのは話を盛っているだけで、いやー久しぶりに溶けるくらい寝たのですが、水分が蒸発しすぎて目が覚めたら体がかさかさになっていて、骨と皮だけみたいになっていました。というのも嘘でホンマはちょっと考え事とかしていました。

忙しい合間も体は動かそうと思い、一時間あれば走るか泳ぐか、朝起きれたらチャリの練習行くか、という選択支。前までは自転車しかやっていなかったのでまとまった練習時間がないとトレーニング出来なかったのですが、水泳とランニングは1時間あれば良い練習が出来る(アップとダウン、ストレッチの時間は欲しいですけど)ので、結構気に入ってます。ただ、三種目をまんべんなく練習するのは結構大変で、今は走ることと泳ぐことだけに重点をおいてます。泳ぐと言えば、昔よく行っていた渋谷の区民プールでは、Liquidroomクルー、Jazzy Sportクルー、Avexクルーとも良く一緒になりましたが、音楽関係者にもスイマーが多いみたいです。

仕事はどのジャンルでもそうだと思いますが一番体に良くないのはストレスを溜めることだと聞きます。音楽の場合、好きでやっている人ばかりなので、逆にストレスも多いんじゃないかと思います。だから心と体の両面の健康っていうのは、みんなそれぞれ考えてやっているんだと思います。

ストレスをリリースする方法としては嫌なことを忘れるというのがありますが、アルコールもその有効な手段だと思います。けど僕も僕の周りもあんまり酒のみが居ないので、最近はあんまりこれはやっていません。

あとは、ストレスを受けている人や仕事から離れること。つまり休みをとってどこかに旅行に行ったり、ゆっくり過ごしたりしてまた仕事に戻ることです。

最近僕の先輩で仕事でめちゃ体と精神を酷使させている人が居て、少しは休みを取ったり仕事の事を忘れて旅行にでも行ったりして欲しいと思っているのですが、先輩がそこまでして仕事しなきゃいけない理由はやはり「不景気」が原因らしいです。

確かに「不景気」によって、倒産する会社やそれによって仕事を失う人も居るし、自殺や過労で死ぬ人も居ます。だから経済はモンスターだと思います。でも、一回ストレスから離れて深呼吸して冷静に考えれば、そこまで自分を追い込む必要があるのか、とも思います。自分がそうなったときはまだ分からないけど。

経済は天秤みたいなものだと僕は思っています。裕福な国があれば貧乏な国があり、全員が豊かな暮らしをするということは、裕福な人と貧乏な人の差が無くなることなんじゃないでしょうか。でも昨今の経済危機で、経済格差は埋まるどころか逆に開いている。つまり、一部の富裕層はますますリッチになっているんじゃないかと思う。アマゾンやグーグルのような企業がどんどんでかくなってシェアを伸ばしている。それにあらがう必要があるのか分からないけど、考えても良いんじゃないかとは思います。

アマゾンはユーザーとして利用すると確かに便利だし、個人的には好きです。でも小売店の立場になって考えると、アマゾンはかなりの脅威だと思います。メーカーとしては、店で売れてもアマゾンで売れてもメーカーの取り分は変わらないから一緒、という考えは出来ないと思います。僕の知る限り、店にいる名物バイヤーは商品だけじゃなくて文化的な付加価値も一緒に販売しているんじゃないかと思っていて、彼らの仕事がなくなれば文化の衰退は免れられないと思います(逆を言えばそういう知識と気概のあるバイヤーが特に外資系の店に少なくなったことが、店の力を弱めているのかもしれません)、

たとえば僕が昔から利用していたアメリカのオンラインCDストアがどんどん無くなっていること。彼らの店は昔からアーティストと直接太いパイプで繋がっていて、とても良い作品をセレクトして販売していた。ところが彼らの店で14.99ドルで売られているCDが、アマゾンで9.99で売られるようになった。ユーザーはみんなアマゾンで買うようになって、オンラインセレクトストアは軒並み潰れてしまった。

日本ではCDに限っては再販価格というのが定められていて一定期間はCDの価格を店側が勝手に変えて売ってはいけないということになっているらしい。だからアマゾンとの価格差はそこまでないけど、DVDに関しては僕も最近知ったのですがこの再販制度の適応外らしく、アマゾンは売れ筋の商品は最初から30%OFFとかで予約注文を取ったり出来るのです。

歪曲巡礼DVDの時もびっくりしたのですが、アマゾンだけは最初から30%近く値段を下げて予約を取っていました。卸価格を考えると彼らの利益は殆ど無いはずで送料も考えたら、それだけだったらマイナスなのでは?って思う価格設定ですが、彼らの計算はそんな単純ではないはずです。僕もよくメジャーメーカーから出るDVDのニューリリースのとき、アマゾンの予約期間に注文したりするのですが(だって安いすから!!)、それっていうのはアマゾンが儲からなくても、他の店も儲からない、ってことなんじゃないかと。単なる薄利多売ではないような、、。つまり、他の店には売らせない、みたいな。他の店の売り上げがそうやって徐々に減ってくれば、体力が無くなって最終的には存在しなくなっていく。アマゾンは競争する相手がいなくなったとき、ディスカウントなんてするのでしょうか????