先入観

初めて会う人に挨拶するとき「もっとごつくて怖い人かと思っていました」と言われることしばしあります。僕は怖い人ではありません。

先輩という存在は、その実在以上に怖い印象や手強い印象を持たれてしまうようです。

火曜日に一緒に仕事をしていたカメラマンの雨宮君は、小学校6年生のときに「緑黄色人種」を従兄弟に借りて聞いたという人で、僕と年が一回り違うんですよ。あるとき勝手にstillichimiyaのライブを取りに来た、という縁で、今もよく仕事をお願いしているんですが、大変なしっかり者で言葉使いも丁寧だし頼りになる男なんですね。そんな彼も僕に気を遣っていたみたいなんですけど、最近デザイナーの沼倉君らに僕の扱いについて助言を受けたようで、慣れてきてくれて良かったです。

つまり僕の言うことは半分くらい適当だ、ってことが分かって貰えたと言うことです。

だけどですね、僕もただの嘘つき、じゃないんです。ライアーじゃないんです。ストーリーテラーと言ってください。僕の話は創作なんです。ファンタジー、妄想、そんなタイプのやつらです。だから、真実を聞きたい人は、僕に話しかけるな。以上。