大極

自分が二十歳くらいの頃、Brooklyn Yas さんという人に出会いました。キャラ的には Leaders of New School に居そうな感ヂ、というか、実際に Busta と友達だったり、とにかく誰にでも好かれていた人気者です。彼は Street Flava としてラジオ番組をプロデュースしたり、雷家族の鬼だまりを運営したりしていて、'96年にはじめて Mystik Journeymen が日本に来たときに、チッタでやっていた鬼だまりにゲストとして呼んでくれた人でもあります。僕が編集していたコンピ、"tags of the times" を超気に入ってくれて、Lyricist Lounge より凄い濃いショウを日本でやろう、と盛り上がり、大昔だけど一時期よくつるんで遊んでいました。
時間が経ってみて振り返ると、Yas さんの創めた Future Shock は日本最初の Hip Hop 専門的 Major Record Label で、全国区で活躍するアーティストを多く輩出し、自分のところは一見、相変わらずインディーズに甘んじて…。光陰矢のごとしというが、10年経つのは早いです。その間に FS と MJ が歩いた道は、光と陰のようにも思えます。なんで、急にそんなこと…って、この間、Kemui 君に会って話したらそんなことを思ったのです。
Kemui は昔、オボロっていうグループとして活動していて、Soul Scream のライブのオープンではアグレッシブなライブをよく見せてくれました。河っぺりでバーベキューしたり、しょっちゅう一緒に遊んでたのですが、あるときから急に活動しなくなってしまったのです。ずーっと連絡も取っていなくて、名前も聞かなかったのが、2-3年前に、KAN 君のアルバムや RUMI さんのアルバムに参加していて、また活動再開したんだなーと知りました。ライブ会場で見かけたら、スキルも磨かれていて嬉しかったですね。こないだは、中野に Inner Science のライブを見に行ったら Kemui 君が dj してまして、何気に上手くてびっくりしました。と、ここまではイントロダクションです。


自分の意識の中では、Mary Joy の道は「中庸」を目指していると思うんですよね。

誰にも分からないと思うんですが。ただそれがいいたかっただけです。