独り言

新宿区で昨日プレス関係の打ち合わせがあって、その後「街角ジゴロ」のレビューが出ている雑誌をチェックしに、紀伊国屋書店に行ったらばったり dj kou 君に会いました。circus djs の一人である kou 君はいまソロ・アルバムを作っていて、五反田のスタジオにも作業しにきているのですが、これが良い感じなのです。早く全部聴いてみたいですね。kou 君自身も調子が良いらしく、肌がつるつるになっていた気がします。
ところで、文章を読むのもラップを解読するのもどちらも読解力が必要ですよね。読書と違ってラップは、自分のペースでは聴けないから一回で解読するのは難しいし、速いラップは何回聴いても意味が分からないこともありますよね(どうしてもの場合は、回転数を下げたり、一時停止を繰り返しながらという技もあるけど)。でも慣れてくると、神経が発達したり、脳の処理速度が上がって、だんだん分かるようになってくると思いますよ、多分だけど。
一方の読書。わたしは書を読む行為が好きです。読書は心が安らぐので、特に運動の後に読むのが好きですね。音楽の雑誌は仕事上、手に取る機会が多いのですが最近は、音楽をより楽しむ為のもの、じゃなくて、音楽をやたらと複雑に考えさせようとするもの、な気がしてならんのです。RAP PAGE とか EGO TRIP みたいな雑誌は前者というか、もっと聴きたい気にさせてくれるから好きだったのですが。
音楽は奥が深いし、深いものは本当に根が深いから、好きなら掘り下げて聴いてほしいとは自分も思うけれども、変に難しく考える必要はないのかなと思っております。難解に書くことは誰でも出来るけれどもピントがずれていては意味が無い。簡潔でいてポイントをおさえているほうが、自分としては有難いですね。実話で例えると、レア盤ファンク特集という記事を読んでマニアックなファンクの 45 を掘っているんだが JB を聴いたこと無い人に会いました。とても残念な気持ちになりますた。幾ら掘っても埋蔵金が見つからないのは、掘る場所が違うからなんじゃないか?と思いますた。