3MG (Murs, Eligh, Scarub) - Sunsprayed (1994)

Eligh, Murs, Scarubのトリオ、3 Melanchory Gypsys (3MG)の超昔のビデオがyoutubeに流出! こんな映像あったんだ!


3MG (Murs, Eligh, Scarub) - Sunsprayed (1994)
A real blast from the past! Classic west coast underground....

これは、イーライ、スキャラブ、マースの三人がLAのハミルトン高校に通っていたときに撮影された映像で、齢(よわい)15歳。若い! 「Sunsprayed」のプロデューサーはElighで、当時はMursのアンダーグラウンドカセットアルバム「COMURSHUL」に収録されていた。

3MGが2000年にリキッドルームで日本公演をやったときも「Sunsprayed」をパフォーマンスしていて、その模様は2001年にMary Joyから出ている「3MG Live In Tokyo」にも収録された。

「Sunsprayed」の何がスゴイかというと、この頃のLog Cabin(3MGの前身にあたるグループ)やGypsysのEligh達のスタイルを、その後何年もウエストコーストの若いラッパー達がフォローし続けたことだ。

日本で15歳というと自分では何も出来ない年だと思う。Gypsysはビートもラップも自分たちのオリジナルでやっていて、しかも10代の頃からガンガン自分のアルバムをリリースしていた。

僕が最初にこの人たちに会ったのは1997年で彼らは18歳だったと思うけど、イーライがアルバム"A Story Of 2 Worlds"(西海岸アンダーグラウンドの名作。物語のスケールが半端じゃない)を発表したときは19歳だった。
Shing02がファースト「絵夢詩ノススメ」を書いたときも19歳、Del The Funky Homosapienがファースト「I Wish My Brother George Was Here」を発表したときも19歳だった。

何が言いたいかと言うと、才能と個性に自信があるなら10代や20代前半からガンガンやったほうがいいと思いますね。先輩、後輩、友達とか周りのしがらみとか関係なく、自分の力でどこまで出来るのか試してみてほしいです。じゃなきゃ自分の実力を客観視出来ないのでは?

若いうちは、若いこと自体が一つの武器です。案外、技術はあとからでも磨くことは出来るものです。そういったときはエネルギーと個性を音楽にぶつけてほしいです。そしてそこから生まれる曲を何かの形で発表して反応を見て、どんどん自分のスキルと個性を磨いてパワーアップしていってほしいです。大切な事は、進化し続けることです。