maryjoy2007-02-09

明日から三連休なんですね! 土日はスタジオ作業がありますが、月曜日は天気がよければ多摩川に凧(たこ)揚げしに行きたいです。渋谷や五反田は電線が多くてとても無理だすから。最近の市販品には鳥の形を模倣した製品や様々なスポーツカイトがあって、お手軽だけど良く挙がるそうです。
でも凧揚げの醍醐味は製作過程にあると思います。自分は凧の作り方を小学校で習いましたが、読者の皆さんはいかがでしょうか。手作りの場合、帆(ほ)となる和紙に絵や文字を描くところから始めます。これは正直大人になってからのほうが相当楽しいと思います。和紙が乾いたら竹ひごを糊やテープで貼り骨組みを作ります。ホームセンターで凧キットを買うと角凧用の骨が入っていますが、自分は肥後乃守(ひごのかみ)というゴツいカッターナイフで竹を削って骨を作るほうが好きです。これ、自分の名前が最初から入っているから好きなんです。最後に、たこ糸を張るんですが、このバランスが微妙に難しいです。上下・左右・前後とかなり脳みそを使います。完成したら、いよいよ凧を空に揚げます。想像しただけでもう心臓がバクバクです。
超余談ですが、凧は日本古来のものではなく全世界で伝えられている伝統的な遊びです。日本には奈良時代平安時代に伝わったといいます。当時、奈良や京の都ではその形状から「いか」と呼ばれたものが、江戸人の、都への対抗意識から江戸では「たこ」と呼ぶことにしたらしいのです。その後、遷都により江戸方言の「たこ」が公用語になったそうです。